薬剤師求人重大ニュース2022年コスモスの牙城九州にウエルシア急襲

薬剤師求人重大ニュース2022年10/1~10/15

2022年10月30日 掲載

薬剤師業界の最新求人動向に精通しましょう。今回は2022年10月前半の薬剤師の求人にかかわる最新情報をシェアします。

コスモスの牙城九州にウエルシア急襲

コスモスががっちり固めていた九州で、東日本を地盤とするドラッグストアが出店攻勢を強めています。東日本が地盤のウエルシアホールディングス(HD)やツルハHDが攻め込む一方、コスモス薬品はコスト抑制を徹底した低価格戦略で高いシェアを占めて1強状態が続いています。

ウエルシアHDとイオン九州は共同出資でイオンウエルシア九州を設立。ウエルシアHDの調剤事業とイオン九州の生鮮品販売を組み合わせた複合業態で、コスモスの低価格路線を崩しにかかっている。

まず福岡県を中心とする北部からドミナント(集中出店)を広げ、2030年までに200店舗、売上高1800億円の目標を掲げている。薬剤師としては勤務先としての選択肢が増えるの心強い。

https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00628/00022/

ウエルシアに転職ってどうなの?

ウエルシア薬剤師の年収は正社員で「約600〜750万円」となっています。この金額は後述する他のドラッグストアよりも多い金額となっており、おおよそ数十万〜100万円程度高い金額設定となっています。

薬剤師の転職.com公式 https://pharmacist.medical-gate.jp/welcia-pharmacist/

コスモスに転職ってどうなの?

コスモス薬品の平均年収は550万円※で、薬剤師全体の平均よりやや高いです。平均年収が高い原因としては、副店長や店長への昇格が速い・2年目以降の基本給が高いことがあげられます。

薬剤師の転職.com公式 https://pharmacist.medical-gate.jp/cosmospc-pharmacist/

薬剤師×ITで薬剤師の活躍の場を広げる「MEDISKILL」本格リリース開始

MEDISKILL(メディスキル)は薬剤師としての現場経験があるエンジニア集団が運営しているホームページ作成サービス。

薬局業界でもオンラインに対応できるかが生き残りの鍵になってきています。しかし多くの薬局はIT化で遅れをとっており、ホームページさえ整備されていない。

そこで、メディスキルは薬局業界に対する理解度が深いエンジニアが薬局に最適な提案可能。に強みを持っています。
さらに運営会社は薬剤師の人材紹介事業を行っているため、人材紹介会社としての知見を活かした魅力的な採用ページの制作も可能です。
これは業界自体が専門性が高く特殊であるため、業界外からの介入が困難なことも原因に挙げられます。

薬剤師経験者によるHP作成サービス

https://mediskill.mediklect.co.jp/promote/

2022年は「リモート薬剤師」元年

厚生労働省が9月30日に出した「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則(薬機法)」に関する次の改正が、薬剤師業界に衝撃を与えました。

これまで、施行規則第15条の13第2項の規定に基づき、薬剤師がオンライン服薬指導を行う場合は、薬局開設者は当該薬剤師に対して、服薬指導を行う設備がある薬局内の場所において行わせることとされていたが、当該薬局内において調剤に従事する薬剤師と相互に連絡をとることができる場所において行わせることも可能とする。

つまり、薬剤師でもリモート勤務、自宅勤務が可能になったということです。ただし、薬局で調剤を行う人を1人以上配置して相互に連絡が取れること、薬局が開局している時間帯に限定して実施することなどを要件に設定されています。妊娠や出産、育児、介護などの事情により今までは勤務が難しかった「潜在薬剤師」の取り合いが始まるかもしれません。

潜在薬剤師は9万人もいるとも言われていますので大きな市場となるでしょう。

https://techable.jp/archives/185999

新しいキャリア戦略「手術室薬剤師」

全国の薬剤師にオンラインチャットで相談できる福利厚生サービス 「薬剤師チャットOlive」サービスサイトを9月15日より公開

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000024100.html

手術部に常駐して、薬液調製などの業務を担う薬剤師が注目されています。2022年9月23~25日に高崎市で開催された第32回日本医療薬学会年会のシンポジウム「ここを押さえる周術期薬剤師業務!~R4年度診療報酬改定版~」で、薬剤師が術後疼痛管理に関わったりすることの意義が報告されました。

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/trend/202210/576863.html

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